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理論電子理論 / 増幅回路23分で読めます

トランジスタ増幅回路の解き方|バイアスと負帰還増幅回路、利得 dB を図解

電験三種の理論で扱うトランジスタ増幅回路を、直流と交流に分けて解く手順で整理します。バイアスと動作点、交流の増幅度、多段増幅の利得 dB、負帰還増幅回路と周波数特性を、例題4問と図で確かめられます。

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緑色の基板の上に、黒いトランジスタ、黒い円筒形のコンデンサ、色の帯がついた抵抗が並んでいる写真
この記事の目次
  1. トランジスタ増幅回路とは
  2. 動作点とバイアス・負荷線
  3. 直流の回路で動作点を求める
  4. 直流負荷線と交流負荷線
  5. 交流の増幅度を求める
  6. 交流等価回路と電圧増幅度
  7. コンデンサ CEC_{\mathrm{E}} の役割
  8. FET 増幅回路の増幅度
  9. エミッタホロワ(コレクタ接地)
  10. 多段増幅と利得
  11. 増幅度は積、利得 dB は和
  12. 電圧は 20 log、電力は 10 log
  13. 負帰還増幅回路と周波数特性
  14. 負帰還のかけ方と増幅度
  15. 周波数特性と帯域幅
  16. よくある質問
  17. 増幅回路を、なぜ直流と交流に分けて解くの?
  18. 電圧増幅度のマイナスは、何を表すの?
  19. 負帰還をかけると増幅度が下がるのに、なぜ使うの?
  20. 電圧利得は 20 log、電力利得は 10 log なのはなぜ?
  21. まとめ
図解でわかる 電験三種 理論 1 直列回路 の表紙理論を図解で読む図解でわかる 電験三種 理論 1
直列回路
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前の記事電子の運動とローレンツ力では、電子が電界と磁界から力を受けて動くことを確かめました。トランジスタは、この電子や正孔の流れを、小さな信号で操作して、信号を大きくする部品です。

トランジスタの基本で、電流増幅率 hFEh_{\mathrm{FE}} や h パラメータの意味は確かめました。ところが、増幅回路の問題は、部品の式が分かっていても、どこから手をつけるかで迷います。こつは、回路を直流と交流に分けて、別々に解くことです。この記事では、バイアスと動作点、交流の増幅度、多段増幅と利得 dB、負帰還増幅回路と周波数特性を、図と例題4問で確かめます。

トランジスタ増幅回路の全体像
  • トランジスタ増幅回路とは
    • 直流(動作点)と交流(増幅度)に分けて解く
    • コンデンサは直流で開放、交流で短絡
  • 動作点とバイアス・負荷線
    • V_B から V_E = V_B − V_BE、I_C ≒ I_E、V_CE の順に求める
    • 動作点 Q は直流負荷線の上。交流負荷線は傾きが急
  • 交流の増幅度を求める
    • A_v = −h_fe R’_L / h_ie(出力は逆相)
    • FET は −g_m R’_L、エミッタホロワは約 1
  • 多段増幅と利得
    • 増幅度は積、利得 dB は和
    • 電圧は 20 log、電力は 10 log
  • 負帰還増幅回路と周波数特性
    • A_f = A/(1+Aβ)。利得は下がり、安定して帯域が広がる

トランジスタ増幅回路とは

増幅回路は、入力の小さな信号に比例した、大きな信号を出力する回路です。大きくするためのエネルギーは、直流電源 VCCV_{\mathrm{CC}} から出ます。トランジスタは、ベース電流という小さな電流で、コレクタ電流という大きな電流を操作する役目をします。

VCC R1 R2 VB 入力 C1 RC C2 出力 RL RE CE C1・C2は直流を さえぎり、交流を通す
図1 電圧分割バイアスのエミッタ接地増幅回路。C1・C2 は直流を止め、CE は RE を交流で短絡する

図1は、基本の増幅回路(電圧分割バイアスのエミッタ接地)です。部品のはたらきは、次のとおりです。

部品はたらき
R1R_1・R2R_2ベースの電圧を決める
RCR_{\mathrm{C}}コレクタ電流を電圧に変える
RER_{\mathrm{E}}動作点を安定にする
CEC_{\mathrm{E}}RER_{\mathrm{E}} を交流で短絡する
C1C_1・C2C_2直流を止めて交流だけ通す

この回路には、直流と交流の電圧・電流が同時に流れています。ベース・エミッタ間の電圧なら、動作点を決める直流 VBEV_{\mathrm{BE}} に、信号の交流 vbev_{\mathrm{be}} が重なった形です。

vBE=VBE+vbev_{\mathrm{BE}} = V_{\mathrm{BE}} + v_{\mathrm{be}}

信号が小さいあいだは、動作点のまわりで特性を直線とみなせるので、直流と交流を別々に計算して、あとで足せば全体になります。そこで、次の2段階に分けて解きます。

  1. 直流で解く。コンデンサを開放(取り除く)し、信号源を 0 にして、動作点(ICI_{\mathrm{C}}、VCEV_{\mathrm{CE}})を求める。
  2. 交流で解く。コンデンサを短絡(導線に置き換え)、直流電源 VCCV_{\mathrm{CC}} も 0 V(接地)にして、増幅度と入出力抵抗を求める。

コンデンサは、直流では電流が流れないので開放です。信号の周波数では、容量が十分大きければインピーダンス 1/(ωC)1/(\omega C) が小さいので、短絡とみなせます。

白いブレッドボードの上に、トランジスタ・抵抗・電解コンデンサ・黄色のジャンパー線が差し込まれ、右に電池ボックスが置かれている写真
  1. ジャンパー線 配線
  2. トランジスタ 増幅の主役
  3. コンデンサ 直流をさえぎる
  4. 抵抗 電流を決める
  5. 電池ボックス 直流電源
図2 ブレッドボードで組んだ増幅回路。トランジスタと抵抗、コンデンサで1段の回路になる(写真はイメージ)

図2のブレッドボードのように、実際の回路でも、1個のトランジスタに抵抗とコンデンサを組み合わせて1段の増幅回路を作ります。npn トランジスタのコレクタ電流は、エミッタから出てベースを通り抜けた電子が、コレクタ側の電界で引かれて流れるものです。電界で電子が加速される考え方は、電子の運動で確かめられます。

動作点とバイアス・負荷線

直流の回路で動作点を求める

動作点は、信号がないときの ICI_{\mathrm{C}} と VCEV_{\mathrm{CE}} の組です。図1のコンデンサを開放すると、図3の直流等価回路になります。

VCC R1 R2 VB IB RC IC RE VE IE VCE コンデンサは開放 (直流は流れない)
図3 直流等価回路。コンデンサを開放すると、バイアス回路・RC・RE だけが残る

求める順序は、VBV_{\mathrm{B}}、VEV_{\mathrm{E}}、IEI_{\mathrm{E}}、VCEV_{\mathrm{CE}} です。ベース電流 IBI_{\mathrm{B}} が R1R_1・R2R_2 を流れる電流に比べて十分小さいときは、R1R_1 と R2R_2 の分圧が、そのままベース電圧になります。

VB=R2R1+R2 VCCVE=VB−VBEIE=VERE≈ICVCE=VCC−(RC+RE) IC\begin{aligned} V_{\mathrm{B}} &= \frac{R_2}{R_1+R_2}\,V_{\mathrm{CC}} \\ V_{\mathrm{E}} &= V_{\mathrm{B}} - V_{\mathrm{BE}} \\ I_{\mathrm{E}} &= \frac{V_{\mathrm{E}}}{R_{\mathrm{E}}} \approx I_{\mathrm{C}} \\ V_{\mathrm{CE}} &= V_{\mathrm{CC}} - (R_{\mathrm{C}}+R_{\mathrm{E}})\,I_{\mathrm{C}} \end{aligned}

VBEV_{\mathrm{BE}} は、シリコンのトランジスタでは約 0.6 [V]0.6\,\mathrm{[V]} で、問題文に与えられます。IC≈IEI_{\mathrm{C}} \approx I_{\mathrm{E}} としてよいのは、IBI_{\mathrm{B}} が IEI_{\mathrm{E}} に比べて小さいからです。

RER_{\mathrm{E}} には、動作点を安定にするはたらきがあります。温度が上がって ICI_{\mathrm{C}} が増えると、VEV_{\mathrm{E}} が上がって VBE=VB−VEV_{\mathrm{BE}} = V_{\mathrm{B}} - V_{\mathrm{E}} が小さくなり、IBI_{\mathrm{B}} が減って ICI_{\mathrm{C}} が元へ戻ります。出力の変化を入力に戻して打ち消す、負帰還のはたらきです。

解答と解説を見る

分圧から、VBV_{\mathrm{B}} を求めます。

VB=1040+10×15=3 [V]\begin{aligned} V_{\mathrm{B}} &= \frac{10}{40+10} \times 15 \\ &= 3\,\mathrm{[V]} \end{aligned}

VEV_{\mathrm{E}} と ICI_{\mathrm{C}} は、次のとおりです。

VE=3−0.6=2.4 [V]IC≈2.42.4×103=1 [mA]\begin{aligned} V_{\mathrm{E}} &= 3 - 0.6 \\ &= 2.4\,\mathrm{[V]} \\ I_{\mathrm{C}} &\approx \frac{2.4}{2.4 \times 10^{3}} \\ &= 1\,\mathrm{[mA]} \end{aligned}

VCEV_{\mathrm{CE}} を求めます。mA\mathrm{mA} と kΩ\mathrm{k\Omega} をかけると V\mathrm{V} になります。

VCE=15−1×(5+2.4)=7.6 [V]\begin{aligned} V_{\mathrm{CE}} &= 15 - 1 \times (5+2.4) \\ &= 7.6\,\mathrm{[V]} \end{aligned}

IB=IC/hFE=10 [μA]I_{\mathrm{B}} = I_{\mathrm{C}}/h_{\mathrm{FE}} = 10\,\mathrm{[\mu A]} です。R1R_1・R2R_2 を流れる電流は 15/(50×103)=0.3 [mA]=300 [μA]15/(50 \times 10^{3}) = 0.3\,\mathrm{[mA]} = 300\,\mathrm{[\mu A]} なので、IBI_{\mathrm{B}} の 30 倍です。IBI_{\mathrm{B}} を無視してよい条件を満たしています。

検算します。IBI_{\mathrm{B}} を入れて厳密に解くと、IC≈0.958 [mA]I_{\mathrm{C}} \approx 0.958\,\mathrm{[mA]}、VCE≈7.88 [V]V_{\mathrm{CE}} \approx 7.88\,\mathrm{[V]} です。近似との差は約 4% で、問題の答えは近似でよいことが分かります。

直流負荷線と交流負荷線

動作点が、出力特性のどこにあるかを見るのが、負荷線です。コレクタ側の式 VCE=VCC−(RC+RE)ICV_{\mathrm{CE}} = V_{\mathrm{CC}} - (R_{\mathrm{C}}+R_{\mathrm{E}})I_{\mathrm{C}} は、ICI_{\mathrm{C}} と VCEV_{\mathrm{CE}} の直線の式です。この直線を直流負荷線といい、VCEV_{\mathrm{CE}} 軸の切片は VCCV_{\mathrm{CC}}、ICI_{\mathrm{C}} 軸の切片は VCC/(RC+RE)V_{\mathrm{CC}}/(R_{\mathrm{C}}+R_{\mathrm{E}}) です。

0 5 10 15 1 2 3 0 IC [mA] VCE [V] 5 10 15 20 25 IB [μA] 7.6 Q 直流負荷線 傾き −1/(RC+RE) 交流負荷線 傾き −1/R'L 動作点 Q
図4 直流負荷線と交流負荷線は動作点 Q で交わり、交流負荷線のほうが傾きが急になる

図4の動作点 Q は、直流負荷線と、バイアスで決まる IBI_{\mathrm{B}} の曲線(10 μA10\,\mathrm{\mu A})の交点です。

信号が入ると、ICI_{\mathrm{C}} と VCEV_{\mathrm{CE}} は Q を中心に上下に振れます。交流の負荷は、CEC_{\mathrm{E}} が RER_{\mathrm{E}} を短絡し、C2C_2 の先の RLR_{\mathrm{L}} が RCR_{\mathrm{C}} に並列になるので、RL′=RC/ ⁣/RLR'_{\mathrm{L}} = R_{\mathrm{C}} /\!/ R_{\mathrm{L}} です。振れは、Q を通って傾き −1/RL′-1/R'_{\mathrm{L}} の交流負荷線に沿って動きます。直流より負荷が小さいので、傾きが急になります。

Q が負荷線の端に寄っていると、信号の山か谷が、IC=0I_{\mathrm{C}} = 0(遮断)か VCE≈0V_{\mathrm{CE}} \approx 0(飽和)にぶつかって平らにつぶれ、ひずみます。Q は、交流負荷線の中ほどに置きます。

交流の増幅度を求める

交流等価回路と電圧増幅度

交流の回路では、コンデンサと直流電源を短絡します。トランジスタは、h パラメータの簡易等価回路で置き換えます。入力側の抵抗 hieh_{\mathrm{ie}} と、出力側の電流源 hfe ibh_{\mathrm{fe}}\,i_{\mathrm{b}} です。

vi RB hie ib B hfe ib C R'L vo E(共通) コンデンサと直流電源は、交流では短絡して描く
図5 交流等価回路。コンデンサと直流電源を短絡し、トランジスタを hie と電流源 hfe·ib で置き換える

図5で、入力電圧は vi=hie ibv_{\mathrm{i}} = h_{\mathrm{ie}}\,i_{\mathrm{b}} です。出力側の電流源は、出力端子から電流を吸い込む向きなので、出力電圧は負の vo=−hfe ibRL′v_{\mathrm{o}} = -h_{\mathrm{fe}}\,i_{\mathrm{b}}R'_{\mathrm{L}} になります。比をとると、ibi_{\mathrm{b}} が消えます。

Av=vovi=−hfe RL′hieRL′=RCRLRC+RL\begin{aligned} A_{\mathrm{v}} &= \frac{v_{\mathrm{o}}}{v_{\mathrm{i}}} \\ &= -\frac{h_{\mathrm{fe}}\,R'_{\mathrm{L}}}{h_{\mathrm{ie}}} \\ R'_{\mathrm{L}} &= \frac{R_{\mathrm{C}}R_{\mathrm{L}}}{R_{\mathrm{C}}+R_{\mathrm{L}}} \end{aligned}

マイナスは、出力が入力と逆相(上下が逆)になることを表します。大きさは、hfeh_{\mathrm{fe}} と RL′R'_{\mathrm{L}} が大きく、hieh_{\mathrm{ie}} が小さいほど大きくなります。

入力抵抗と出力抵抗は、図5から読み取ります。入力側では、バイアス抵抗 R1R_1・R2R_2 と hieh_{\mathrm{ie}} が並列です。出力側では、電流源は電流を一定に保つので、コレクタ側から見ると RCR_{\mathrm{C}} だけが見えます。

Zin=R1/ ⁣/R2/ ⁣/hieZout≈RC\begin{aligned} Z_{\mathrm{in}} &= R_1 /\!/ R_2 /\!/ h_{\mathrm{ie}} \\ Z_{\mathrm{out}} &\approx R_{\mathrm{C}} \end{aligned}

コンデンサ CEC_{\mathrm{E}} の役割

CEC_{\mathrm{E}} があると、交流では RER_{\mathrm{E}} が短絡されて、上の式になります。CEC_{\mathrm{E}} を外すと、RER_{\mathrm{E}} が交流でも残り、エミッタの電圧が信号に合わせて動いて、増幅度が下がります。

Av=−hfe RL′hie+(1+hfe)RE≈−RL′RE\begin{aligned} A_{\mathrm{v}} &= -\frac{h_{\mathrm{fe}}\,R'_{\mathrm{L}}}{h_{\mathrm{ie}}+(1+h_{\mathrm{fe}})R_{\mathrm{E}}} \\ &\approx -\frac{R'_{\mathrm{L}}}{R_{\mathrm{E}}} \end{aligned}

RER_{\mathrm{E}} が大きいと分母が (1+hfe)RE(1+h_{\mathrm{fe}})R_{\mathrm{E}} で決まり、増幅度は hfeh_{\mathrm{fe}} によらず、抵抗の比 RL′/RER'_{\mathrm{L}}/R_{\mathrm{E}} になります。増幅度は下がりますが、トランジスタごとのばらつきや温度の影響が小さくなります。次の節の負帰還と同じ考え方です。

小さな緑色の基板の上に、青いコンデンサ、黒いトランジスタ、黒い電解コンデンサ、抵抗が並んでいる写真
  1. 青いコンデンサ
  2. トランジスタ
  3. 電解コンデンサ
  4. 抵抗
図6 基板に載った増幅回路の部品。結合コンデンサと抵抗、トランジスタが並ぶ(写真はイメージ)

図6の基板では、青い結合コンデンサ、トランジスタ、電解コンデンサ、抵抗が並んでいます。CEC_{\mathrm{E}} のように、低い周波数でもインピーダンスを小さくしたい場所には、容量の大きい電解コンデンサが使われます。

解答と解説を見る

交流の負荷抵抗は、RCR_{\mathrm{C}} と RLR_{\mathrm{L}} の並列です。

RL′=5×105+10≈3.33 [kΩ]\begin{aligned} R'_{\mathrm{L}} &= \frac{5 \times 10}{5+10} \\ &\approx 3.33\,\mathrm{[k\Omega]} \end{aligned}

増幅度と利得は、次のとおりです。

Av=−120×3.332=−200Gv=20log⁡10200≈46 [dB]\begin{aligned} A_{\mathrm{v}} &= -\frac{120 \times 3.33}{2} \\ &= -200 \\ G_{\mathrm{v}} &= 20\log_{10}200 \\ &\approx 46\,\mathrm{[dB]} \end{aligned}

入力抵抗は、R1R_1、R2R_2、hieh_{\mathrm{ie}} の並列です。

1Zin=140+110+12=0.625 [mS]Zin=1.6 [kΩ]\begin{aligned} \frac{1}{Z_{\mathrm{in}}} &= \frac{1}{40}+\frac{1}{10}+\frac{1}{2} \\ &= 0.625\,\mathrm{[mS]} \\ Z_{\mathrm{in}} &= 1.6\,\mathrm{[k\Omega]} \end{aligned}

CEC_{\mathrm{E}} を外すと、次のようになります。

∣Av∣≈RL′RE=3.332.4≈1.4\begin{aligned} |A_{\mathrm{v}}| &\approx \frac{R'_{\mathrm{L}}}{R_{\mathrm{E}}} \\ &= \frac{3.33}{2.4} \\ &\approx 1.4 \end{aligned}

答えは、Av=−200A_{\mathrm{v}} = -200、Gv≈46 [dB]G_{\mathrm{v}} \approx 46\,\mathrm{[dB]}、Zin=1.6 [kΩ]Z_{\mathrm{in}} = 1.6\,\mathrm{[k\Omega]}、CEC_{\mathrm{E}} を外すと約 1.4 倍です。

検算します。外したときの式の元の形 −hfeRL′/{hie+(1+hfe)RE}-h_{\mathrm{fe}}R'_{\mathrm{L}}/\{h_{\mathrm{ie}}+(1+h_{\mathrm{fe}})R_{\mathrm{E}}\} に入れると −1.37-1.37 で、近似とほぼ一致します。CEC_{\mathrm{E}} を外すと、増幅度は約 146 分の 1 に下がります。図4の交流負荷線は、この RL′R'_{\mathrm{L}} から、VCEV_{\mathrm{CE}} 軸が約 10.9 [V]10.9\,\mathrm{[V]}、ICI_{\mathrm{C}} 軸が約 3.3 [mA]3.3\,\mathrm{[mA]} です。

FET 増幅回路の増幅度

FET は、ゲートに電流が流れないので、入力側は電圧 vgsv_{\mathrm{gs}} だけで考えます。ドレイン電流の変化は、相互コンダクタンス gm [S]g_{\mathrm{m}}\,\mathrm{[S]} を使って gmvgsg_{\mathrm{m}}v_{\mathrm{gs}} と書けます。

vi G S 電流は 流れない gm vgs D RD RL vo ゲート側は開放(入力抵抗が非常に大きい)
図7 FET ソース接地の交流等価回路。ゲートに電流は流れず、電流源 gm×vgs が RD と RL の並列に流れる

図7で、電流源の電流は RDR_{\mathrm{D}} と RLR_{\mathrm{L}} の並列 RL′R'_{\mathrm{L}} に流れます。出力電圧は vo=−gmvgsRL′v_{\mathrm{o}} = -g_{\mathrm{m}}v_{\mathrm{gs}}R'_{\mathrm{L}} なので、増幅度は次の式です。

Av=−gm RL′A_{\mathrm{v}} = -g_{\mathrm{m}}\,R'_{\mathrm{L}}

トランジスタの hfe/hieh_{\mathrm{fe}}/h_{\mathrm{ie}} が、FET では gmg_{\mathrm{m}} に置き換わった形です。入力抵抗が大きいことが、FET の特長です。FET の種類はトランジスタの基本で確かめられます。

エミッタホロワ(コレクタ接地)

出力をエミッタから取り出す回路を、エミッタホロワといいます。

VCC R1 R2 入力 C1 RE C2 出力 RL 出力はエミッタから 取り出す(同相)
図8 エミッタホロワ(コレクタ接地)。出力をエミッタから取り出し、増幅度はほぼ 1 で入力と同相になる

図8の回路では、エミッタの電圧が、ベースの信号に追いかけるように動きます。電圧増幅度は 1 に近く(わずかに 1 より小さい)、入力と同相です。電圧は大きくなりませんが、入力抵抗が大きく、出力抵抗が小さいので、前の段の信号を弱めずに、次の段をしっかり駆動できます。段と段のあいだの緩衝(バッファ)に使います。

3つの接地方式を、まとめます。くわしくはトランジスタの基本の接地方式の節です。

接地方式電圧増幅位相
エミッタ接地大きい逆相
ベース接地大きい同相
コレクタ接地約 1同相

多段増幅と利得

増幅度は積、利得 dB は和

1段で足りないときは、増幅回路を縦につなぎます(多段増幅)。全体の電圧増幅度は、各段の増幅度の積です。

ここで気をつけることが1つあります。次の段の入力抵抗は、前の段にとっては負荷です。前の段の増幅度を求めるときは、RL′R'_{\mathrm{L}} に次の段の入力抵抗も並列に入れます。

アンプの内部の写真。左に電源トランス、中央に大きな電解コンデンサが4本、右に放熱フィン、手前に基板が写っている
  1. 電源トランス
  2. 電解コンデンサ
  3. 放熱フィン
  4. 基板 小さな部品が並ぶ
図9 アンプの内部。増幅回路は多段に重ねて、電力を取り出す(写真はイメージ)

図9のようなアンプの内部でも、増幅回路は多段に重ねてあり、最後の段で大きな電力を取り出します。

増幅度の積は、利得 [dB] にすると和になります。電圧増幅度 AvA_{\mathrm{v}} の利得は 20log⁡10∣Av∣20\log_{10}|A_{\mathrm{v}}| です。

A=A1×A2G=20log⁡10A1+20log⁡10A2\begin{aligned} A &= A_1 \times A_2 \\ G &= 20\log_{10}A_1 + 20\log_{10}A_2 \end{aligned}

電圧は 20 log、電力は 10 log

デシベルの定義はトランジスタの基本にあります。電圧(電流)の増幅度には 20log⁡1020\log_{10}、電力の増幅度 ApA_{\mathrm{p}} には 10log⁡1010\log_{10} を使います。

Gv=20log⁡10∣Av∣Gp=10log⁡10Ap\begin{aligned} G_{\mathrm{v}} &= 20\log_{10}|A_{\mathrm{v}}| \\ G_{\mathrm{p}} &= 10\log_{10}A_{\mathrm{p}} \end{aligned}

係数が 2 倍違うのは、電力が電圧の 2 乗に比例するからです。同じ抵抗なら P=V2/RP = V^2/R なので、電圧が AvA_{\mathrm{v}} 倍になると、電力は Av2A_{\mathrm{v}}^2 倍です。10log⁡10Av2=20log⁡10Av10\log_{10}A_{\mathrm{v}}^2 = 20\log_{10}A_{\mathrm{v}} になります。電力の増幅度は、電圧と電流の増幅度の積 Ap=AvAiA_{\mathrm{p}} = A_{\mathrm{v}}A_{\mathrm{i}} です。

同じ数を、電圧の倍率として見たときと、電力の倍率として見たときの利得を、表にします。

倍率電圧利得電力利得
10 dB0 dB
2約 6 dB約 3 dB
5約 14 dB約 7 dB
1020 dB10 dB
10040 dB20 dB

log⁡102≈0.301\log_{10}2 \approx 0.301、log⁡105≈0.699\log_{10}5 \approx 0.699 を覚えておくと、2 倍が約 6 dB、5 倍が約 14 dB と出せます。

解答と解説を見る

前の段の負荷は、RDR_{\mathrm{D}} と RLR_{\mathrm{L}} の並列です。

RL′=4×44+4=2 [kΩ]\begin{aligned} R'_{\mathrm{L}} &= \frac{4 \times 4}{4+4} \\ &= 2\,\mathrm{[k\Omega]} \end{aligned}

FET の段の増幅度と利得は、次のとおりです。

A1=−5×10−3×2×103=−10G1=20log⁡1010=20 [dB]\begin{aligned} A_1 &= -5 \times 10^{-3} \times 2 \times 10^{3} \\ &= -10 \\ G_1 &= 20\log_{10}10 \\ &= 20\,\mathrm{[dB]} \end{aligned}

次の段の利得は 20log⁡1050≈34 [dB]20\log_{10}50 \approx 34\,\mathrm{[dB]} です。全体は、積と和で求めます。

A=(−10)×(−50)=500G=20+34=54 [dB]\begin{aligned} A &= (-10) \times (-50) \\ &= 500 \\ G &= 20 + 34 \\ &= 54\,\mathrm{[dB]} \end{aligned}

答えは、段の増幅度 −10-10(利得 20 dB)、全体の増幅度 500(利得約 54 dB)です。逆相が 2 回で、全体は入力と同相になります。

検算します。20log⁡10500=20×2.699≈54.0 [dB]20\log_{10}500 = 20 \times 2.699 \approx 54.0\,\mathrm{[dB]} で、段ごとの利得の和と一致します。

負帰還増幅回路と周波数特性

負帰還のかけ方と増幅度

出力の一部を入力に戻すことを、帰還といいます。入力から引き算して戻すものを負帰還といいます。

xi + − xe A xo β xf xf = βxo
図10 負帰還のブロック図。出力の一部 β を入力から引き算して戻す

図10で、増幅器の増幅度を AA、帰還回路の帰還率を β\beta とします。増幅器に入る信号は、入力 xix_{\mathrm{i}} から、帰還した分 xf=βxox_{\mathrm{f}} = \beta x_{\mathrm{o}} を引いたものです。

xo=A (xi−βxo)Af=xoxi=A1+Aβ\begin{aligned} x_{\mathrm{o}} &= A\,(x_{\mathrm{i}} - \beta x_{\mathrm{o}}) \\ A_{\mathrm{f}} &= \frac{x_{\mathrm{o}}}{x_{\mathrm{i}}} \\ &= \frac{A}{1+A\beta} \end{aligned}

AfA_{\mathrm{f}} が、負帰還をかけたあとの増幅度です。AβA\beta が 1 に比べて十分大きいと、Af≈1/βA_{\mathrm{f}} \approx 1/\beta となり、AA の値によらず、帰還回路の β\beta だけで決まります。β\beta は抵抗の比で作れるので、増幅度が安定します。オペアンプの増幅回路も、この負帰還で増幅度を決めています。

負帰還をかけると、増幅度は下がりますが、次の効果があります。

項目負帰還の効果
増幅度1/(1+Aβ)1/(1+A\beta) に下がる
増幅度の変動1/(1+Aβ)1/(1+A\beta) に減る
ひずみ・雑音約 1/(1+Aβ)1/(1+A\beta) に減る
帯域幅約 (1+Aβ)(1+A\beta) 倍に広がる

ひずみと雑音は、増幅器の中で生じる分を、同じ出力で比べたときの値です。この 1+Aβ1+A\beta を、帰還量といいます。

解答と解説を見る

帰還量は 1+Aβ=1+1000×0.1=1011 + A\beta = 1 + 1000 \times 0.1 = 101 です。

Af=1000101≈9.90\begin{aligned} A_{\mathrm{f}} &= \frac{1000}{101} \\ &\approx 9.90 \end{aligned}

A=800A = 800 に下がったときは、次のとおりです。

Af′=8001+800×0.1=80081≈9.88\begin{aligned} A_{\mathrm{f}}' &= \frac{800}{1+800 \times 0.1} \\ &= \frac{800}{81} \\ &\approx 9.88 \end{aligned}

変化率は、次の値です。

9.88−9.909.90≈−0.0025=−0.25 %\begin{aligned} \frac{9.88 - 9.90}{9.90} &\approx -0.0025 \\ &= -0.25\,\% \end{aligned}

答えは、Af≈9.90A_{\mathrm{f}} \approx 9.90 で、AA が 20% 下がっても、AfA_{\mathrm{f}} の変化は約 0.25% です。

検算します。Aβ≫1A\beta \gg 1 の近似 1/β=101/\beta = 10 と近い値です。利得で見ると、AA は 60 [dB]60\,\mathrm{[dB]}、AfA_{\mathrm{f}} は 20log⁡109.90≈19.9 [dB]20\log_{10}9.90 \approx 19.9\,\mathrm{[dB]} で、約 40 [dB]40\,\mathrm{[dB]}(=20log⁡10101= 20\log_{10}101)下がります。

周波数特性と帯域幅

増幅回路の増幅度は、周波数によって変わります。横軸に周波数(対数)、縦軸に利得をとったものが、周波数特性です。

1 10 100 1k 10k 100k 1M 10M 0 20 40 利得 [dB] 周波数 f [Hz] −3 dB fL fH 帯域幅 B 負帰還なし 負帰還あり
図11 周波数特性。中域から 3 dB 下がる fL と fH の間が帯域幅で、負帰還をかけると利得が下がり、帯域が広がる

図11の青い実線は、負帰還なしの特性です。中域では、ほぼ平らです。低域で下がるのは、結合コンデンサ C1C_1・C2C_2 や CEC_{\mathrm{E}} のインピーダンスが大きくなり、信号が通りにくくなるからです。高域で下がるのは、トランジスタの内部の容量や配線の容量のはたらきです。

中域の利得から 3 dB3\,\mathrm{dB} 下がる周波数を、遮断周波数(低域は fLf_{\mathrm{L}}、高域は fHf_{\mathrm{H}})といいます。3 dB3\,\mathrm{dB} 下がると、電圧は約 1/2≈0.7071/\sqrt{2} \approx 0.707 倍、電力は 1/2 倍です。fLf_{\mathrm{L}} と fHf_{\mathrm{H}} の間を帯域幅といい、B=fH−fLB = f_{\mathrm{H}} - f_{\mathrm{L}} です。

信号源の抵抗を無視すると、入力側のコンデンサ C1C_1 と入力抵抗 ZinZ_{\mathrm{in}} は、f=1/(2πC1Zin)f = 1/(2\pi C_1 Z_{\mathrm{in}}) を遮断周波数とする高域通過フィルタです。C1=1 [μF]C_1 = 1\,\mathrm{[\mu F]}、Zin=1.6 [kΩ]Z_{\mathrm{in}} = 1.6\,\mathrm{[k\Omega]} なら約 100 [Hz]100\,\mathrm{[Hz]} で、図の fLf_{\mathrm{L}} はこの値です。実際の fLf_{\mathrm{L}} は、C2C_2 や CEC_{\mathrm{E}} の影響も受けます。

オレンジ色の破線は、負帰還をかけたものです。中域の利得が 40 dB(A=100A = 100)で β=0.1\beta = 0.1 なら、Aβ=10A\beta = 10 で、Af=100/11≈9.1A_{\mathrm{f}} = 100/11 \approx 9.1(約 19 dB)です。利得が下がるかわりに、帯域がおよそ 1+Aβ=111 + A\beta = 11 倍に広がります。

木目の箱のスピーカーと、手前に置かれた黒いアンプの箱の写真。アンプの前面にはつまみが3個ある
  1. ツイーター 高音用
  2. ウーファー 低音用
  3. つまみ 音量などの調整
図12 アンプとスピーカー。増幅できる周波数の範囲が、音の聞こえ方を決める(写真はイメージ)

図12のようなオーディオのアンプでは、ふつう 20 Hz20\,\mathrm{Hz} から 20 kHz20\,\mathrm{kHz} ほどの音を、中域と同じ増幅度で扱えることが求められます。帯域が足りないと、低い音や高い音が弱く聞こえます。

よくある質問

増幅回路を、なぜ直流と交流に分けて解くの?

信号が小さければ、動作点のまわりで特性が直線とみなせるので、直流の量と交流の量を足し合わせて考えられるからです。直流で動作点を決め、交流で増幅度を求めると、それぞれの回路が簡単になります。コンデンサは、直流では開放、交流では短絡です。

電圧増幅度のマイナスは、何を表すの?

出力が入力と逆相(上下が逆)であることを表します。エミッタ接地やソース接地の増幅回路では、増幅度が負になります。利得 [dB] は、大きさ ∣Av∣|A_{\mathrm{v}}| で計算します。

負帰還をかけると増幅度が下がるのに、なぜ使うの?

増幅度が 1/(1+Aβ)1/(1+A\beta) に下がるかわりに、増幅度が安定し、ひずみと雑音が減り、帯域が広がるからです。下がった増幅度は、段を増やして取り戻せます。

電圧利得は 20 log、電力利得は 10 log なのはなぜ?

電力が電圧の 2 乗に比例するからです。電圧が 10 倍になると、電力は 100 倍で、20log⁡1010=10log⁡10100=20 [dB]20\log_{10}10 = 10\log_{10}100 = 20\,\mathrm{[dB]} と、同じ利得になります。

思い出してみよう

答えを見る前に、まず自分で思い出してからタップしてください。

増幅回路の直流等価回路と交流等価回路で、コンデンサと直流電源はどう扱う?

直流ではコンデンサを開放します。交流ではコンデンサを短絡し、VCCV_{\mathrm{CC}} も 0 V(接地)にします。

バイアス回路から動作点を求める順序は?

VBV_{\mathrm{B}}、VE=VB−VBEV_{\mathrm{E}} = V_{\mathrm{B}} - V_{\mathrm{BE}}、IC≈VE/REI_{\mathrm{C}} \approx V_{\mathrm{E}}/R_{\mathrm{E}}、VCE=VCC−(RC+RE)ICV_{\mathrm{CE}} = V_{\mathrm{CC}} - (R_{\mathrm{C}}+R_{\mathrm{E}})I_{\mathrm{C}} の順です。

エミッタ接地の電圧増幅度は?

Av=−hfeRL′/hieA_{\mathrm{v}} = -h_{\mathrm{fe}}R'_{\mathrm{L}}/h_{\mathrm{ie}} です。RL′=RC/ ⁣/RLR'_{\mathrm{L}} = R_{\mathrm{C}} /\!/ R_{\mathrm{L}} で、マイナスは逆相を表します。

電圧利得と電力利得の式は?

Gv=20log⁡10∣Av∣G_{\mathrm{v}} = 20\log_{10}|A_{\mathrm{v}}|、Gp=10log⁡10ApG_{\mathrm{p}} = 10\log_{10}A_{\mathrm{p}} です。多段では、増幅度は積、利得 [dB] は和です。

負帰還増幅回路の増幅度は?

Af=A/(1+Aβ)A_{\mathrm{f}} = A/(1+A\beta) です。Aβ≫1A\beta \gg 1 なら Af≈1/βA_{\mathrm{f}} \approx 1/\beta になります。

負帰還をかけると、何が変わる?

増幅度は下がりますが、安定し、ひずみ・雑音が減り、帯域が広がります。

まとめ

  • 増幅回路は、直流(動作点)と交流(増幅度)に分けて解く。直流ではコンデンサを開放、交流ではコンデンサと VCCV_{\mathrm{CC}} を短絡する
  • 動作点は VBV_{\mathrm{B}}、VE=VB−VBEV_{\mathrm{E}} = V_{\mathrm{B}} - V_{\mathrm{BE}}、IC≈IEI_{\mathrm{C}} \approx I_{\mathrm{E}}、VCEV_{\mathrm{CE}} の順に求める。直流負荷線と交流負荷線は Q で交わり、交流のほうが傾きが急
  • 電圧増幅度は、エミッタ接地で −hfeRL′/hie-h_{\mathrm{fe}}R'_{\mathrm{L}}/h_{\mathrm{ie}}、FET で −gmRL′-g_{\mathrm{m}}R'_{\mathrm{L}}。エミッタホロワは約 1 で同相
  • 多段では増幅度は積、利得は和。電圧・電流は 20log⁡1020\log_{10}、電力は 10log⁡1010\log_{10}
  • 負帰還増幅回路は Af=A/(1+Aβ)A_{\mathrm{f}} = A/(1+A\beta)。増幅度は下がるが、安定してひずみ・雑音が減り、帯域が約 (1+Aβ)(1+A\beta) 倍に広がる

帰還の符号を変えると、増幅回路は発振回路になります。次の発振回路で、発振の条件と、LC や CR で周波数が決まるしくみを学びます。トランジスタの基本から見直したいときは、トランジスタの基本も読み返してください。

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デンケンラボ編集部

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