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理論電子理論 / トランジスタとFET24分で読めます

トランジスタとは|電流増幅率 hFE・増幅回路・FET の違いを図解

電験三種のトランジスタを図解で整理します。npn形とpnp形、電流増幅率、エミッタ接地の静特性とバイアス回路、h パラメータによる増幅度と利得 [dB]、FET との違いまで、例題つきで確認できます。

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木の机の上に、黒い樹脂のケースに入った3本足のトランジスタが3個並んでいる写真
この記事の目次
  1. トランジスタとは
  2. 電流の関係と電流増幅率
  3. 接地方式
  4. 静特性と動作点
  5. バイアス回路
  6. 小信号増幅と h パラメータ
  7. 利得とデシベル
  8. スイッチとしての使い方
  9. FET とは
  10. トランジスタの例題
  11. トランジスタで間違えやすい点
  12. よくある質問
  13. hFEh_{\mathrm{FE}} と hfeh_{\mathrm{fe}} は、何が違うの?
  14. エミッタ接地の出力は、なぜ逆相になるの?
  15. バイアスは、なぜ必要なの?
  16. pnp形は、npn形と何が違うの?
  17. まとめ
図解でわかる 電験三種 理論 1 直列回路 の表紙理論を図解で読む図解でわかる 電験三種 理論 1
直列回路
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前の記事のダイオードは、pn 接合ひとつで電流を一方向に流す部品でした。pn 接合を2つ重ねると、小さな電流で大きな電流を操れる部品になります。それがトランジスタです。

トランジスタは、ベースに流す小さな電流 IBI_{\mathrm{B}} で、コレクタに流れる大きな電流 ICI_{\mathrm{C}} を制御します。その比が電流増幅率 hFEh_{\mathrm{FE}} で、IC=hFEIBI_{\mathrm{C}} = h_{\mathrm{FE}} I_{\mathrm{B}} です。この記事では、記号と電流の関係、静特性と動作点、バイアス回路、h パラメータによる増幅度、利得 [dB]、FET までを順に確認します。

トランジスタの全体像
  • トランジスタとは
    • 小さなベース電流で、大きなコレクタ電流を制御する部品
    • npn形とpnp形。端子はベース、コレクタ、エミッタ
  • 電流の関係
    • I_E = I_B + I_C、I_C = h_FE × I_B
  • 静特性と動作点
    • 出力特性と負荷線の交点が動作点
  • バイアス回路
    • 固定バイアスと電流帰還バイアス
  • 増幅回路
    • 小信号は h パラメータの等価回路で解く
    • 電圧増幅度 A_v = −h_fe × R_L / h_ie、利得は 20 log10 |A_v| [dB]
  • FET
    • ゲートの電圧でドレイン電流を操る。入力インピーダンスが高い

トランジスタとは

トランジスタは、小さな電流や電圧の変化で、大きな電流を制御する部品です。信号を大きくする増幅と、電流を入り切りするスイッチの2つの働きがあります。3本の端子があり、ベース(B)、コレクタ(C)、エミッタ(E)といいます。

白い背景の上で、黒い樹脂のケースから3本の金属の足が手前へのびているトランジスタの拡大写真
  1. ケース 中に半導体がある
  2. 足 3本の端子
図1 3本足のトランジスタ。足が3つの端子になる(写真はイメージ)

中身は、p形とn形の半導体を3層に重ねた構造です。n形・p形・n形の順に重ねたものが npn形、p形・n形・p形の順に重ねたものが pnp形 です。真ん中のベースの層は、とても薄くつくってあります。図記号では、エミッタに矢印をつけて、電流の流れる向きを表します。

npn形 C E B IC IE IB エミッタの矢印は外向き pnp形 E C B IE IC IB エミッタの矢印は内向き
図2 npn形(左)とpnp形(右)の図記号と電流の向き。矢印はエミッタにつく

npn形は、エミッタの矢印が外向きです。コレクタとベースから電流が流れ込み、エミッタから流れ出ます。pnp形は、矢印が内向きで、電流の向きがすべて逆になります。電験三種では、npn形で考えることが多いので、この記事も npn形を中心に進めます。

電流の関係と電流増幅率

npn形に電池をつないだようすを、構造の図で見てみます。ベースとエミッタの間は pn 接合なので、ダイオードと同じ順方向につなぎます。コレクタとベースの間は、逆方向になるようにつなぎます。

エミッタ ベース コレクタ n形 p形 n形 電子の流れ VBB VCC IE IB IC
図3 npn形トランジスタの構造。電子はエミッタからコレクタへ流れ、電流の向きは逆になる

エミッタの n形から、電子がベースへ飛び出します。ベースはとても薄いので、電子の大部分は、ベースで再結合せずにコレクタまで届きます。このとき電子の流れる向きと、電流の向きは逆なので、電流は、コレクタに流れ込み、エミッタから流れ出ます。ベースで再結合した、ごく一部の電子が、ベース電流になります。

トランジスタを1つの節点とみると、流れ込む電流と流れ出る電流は等しいので、キルヒホッフの法則の電流則から、エミッタ電流は次のようになります。

IE=IB+ICI_{\mathrm{E}} = I_{\mathrm{B}} + I_{\mathrm{C}}

IBI_{\mathrm{B}} は、ICI_{\mathrm{C}} に比べるととても小さいので、IE≒ICI_{\mathrm{E}} \fallingdotseq I_{\mathrm{C}} とみなせることが多いです。

コレクタ電流は、ベース電流にほぼ比例します。その比を、直流電流増幅率 hFEh_{\mathrm{FE}} といいます。

hFE=ICIBIC=hFEIB\begin{aligned} h_{\mathrm{FE}} &= \frac{I_{\mathrm{C}}}{I_{\mathrm{B}}} \\ I_{\mathrm{C}} &= h_{\mathrm{FE}} I_{\mathrm{B}} \end{aligned}

たとえば hFE=100h_{\mathrm{FE}} = 100 なら、ベース電流 20 [μA]20\,\mathrm{[\mu A]} で、コレクタ電流 2 [mA]2\,\mathrm{[mA]} を流せます。hFEh_{\mathrm{FE}} は、数十から数百の値をとります。

接地方式

増幅回路では、3つの端子のうち1つを、入力と出力に共通な端子(接地)にします。どの端子を共通にするかで、エミッタ接地、ベース接地、コレクタ接地の3つの方式があります。

方式入力と出力特徴
エミッタ接地入力 B、出力 C電圧も電流も増幅。逆相
ベース接地入力 E、出力 C電流は増えない。高周波向き
コレクタ接地入力 B、出力 E電圧は増えない。出力抵抗が小さい

もっともよく使われるのは、エミッタ接地です。電圧と電流の両方を増幅でき、増幅できる電力も大きいからです。コレクタ接地は、エミッタホロワともいい、入力と出力の電圧がほぼ同じで、出力側の抵抗が小さい方式です。電池の内部抵抗が小さい電池が、負荷が変わっても電圧が落ちにくいのと同じで、後ろにつなぐ回路を安定して動かせます。

ベース接地では、入力電流が IEI_{\mathrm{E}}、出力電流が ICI_{\mathrm{C}} です。この比を、ベース接地の電流増幅率 α\alpha といいます。

α=ICIE\alpha = \frac{I_{\mathrm{C}}}{I_{\mathrm{E}}}

ICI_{\mathrm{C}} は IEI_{\mathrm{E}} よりわずかに小さいので、α\alpha は 1 に近い値(0.98 など)です。IB=IE−IC=(1−α)IEI_{\mathrm{B}} = I_{\mathrm{E}} - I_{\mathrm{C}} = (1 - \alpha) I_{\mathrm{E}} から、hFEh_{\mathrm{FE}} との関係は次のようになります。

hFE=α1−αh_{\mathrm{FE}} = \frac{\alpha}{1 - \alpha}

α=0.98\alpha = 0.98 なら、hFE=0.98/0.02=49h_{\mathrm{FE}} = 0.98 / 0.02 = 49 です。

静特性と動作点

トランジスタの電圧と電流の関係を表した曲線を、静特性といいます。エミッタ接地では、次の2つがよく使われます。

  • 入力特性:VBEV_{\mathrm{BE}} と IBI_{\mathrm{B}} の関係。ダイオードの順方向特性と同じ形で、VBEV_{\mathrm{BE}} は約 0.6〜0.7 V(シリコン)
  • 出力特性:VCEV_{\mathrm{CE}} と ICI_{\mathrm{C}} の関係。ベース電流 IBI_{\mathrm{B}} ごとに1本の曲線になる
コレクタ電流 IC [mA] コレクタ・エミッタ間電圧 VCE [V] 2 2 4 4 6 6 8 8 10 10 0 IB=20µA IB=40µA IB=60µA IB=80µA 負荷線 動作点 Q
図4 コレクタ電流 IC と電圧 VCE の特性(出力特性)と負荷線。交点 Q が動作点

出力特性の曲線は、VCEV_{\mathrm{CE}} が小さいところでは急に立ち上がり、それを超えると、ほぼ水平になります。水平の部分では、ICI_{\mathrm{C}} は VCEV_{\mathrm{CE}} によらず、IBI_{\mathrm{B}} で決まります。増幅回路は、この水平な部分を使います。

回路にコレクタ抵抗 RCR_{\mathrm{C}} をつなぐと、VCEV_{\mathrm{CE}} と ICI_{\mathrm{C}} には、電源電圧との間に次の関係があります。

VCC=RCIC+VCEV_{\mathrm{CC}} = R_{\mathrm{C}} I_{\mathrm{C}} + V_{\mathrm{CE}}

これを、横軸 VCEV_{\mathrm{CE}}、縦軸 ICI_{\mathrm{C}} のグラフに描くと、右下がりの直線になります。これを負荷線といいます。両端は、次の2点です。

点VCEV_{\mathrm{CE}}ICI_{\mathrm{C}}
横軸との交点VCCV_{\mathrm{CC}}0
縦軸との交点0VCC/RCV_{\mathrm{CC}} / R_{\mathrm{C}}

負荷線と、ベース電流 IBI_{\mathrm{B}} の曲線との交点が、回路の電圧と電流を表します。信号がないときの交点を、動作点(Q 点)といいます。図では、VCC=10 [V]V_{\mathrm{CC}} = 10\,\mathrm{[V]}、RC=1 [kΩ]R_{\mathrm{C}} = 1\,\mathrm{[k\Omega]} で、IB=40 [μA]I_{\mathrm{B}} = 40\,\mathrm{[\mu A]} のとき、VCE=6 [V]V_{\mathrm{CE}} = 6\,\mathrm{[V]}、IC=4 [mA]I_{\mathrm{C}} = 4\,\mathrm{[mA]} が動作点です。ベース電流が増減すると、交点が負荷線の上を動きます。

緑の基板の上で、放熱用の金属のフィンつきの板にねじ止めされた、大きな黒いトランジスタの写真
  1. 本体 黒い樹脂のケース
  2. 放熱板 熱を外へ逃がす
  3. 足 3本の端子
図5 大きな電力を扱うトランジスタ。放熱板にとりつける(写真はイメージ)

トランジスタは、コレクタ損失 PC=VCEICP_{\mathrm{C}} = V_{\mathrm{CE}} I_{\mathrm{C}} の分だけ熱を出します。動作点の例では、6×4=24 [mW]6 \times 4 = 24\,\mathrm{[mW]} です。大きな電力を扱うトランジスタは、写真のように放熱板をつけて、許される損失の範囲で使います。

バイアス回路

増幅する信号は、プラスとマイナスに振れます。ところが、トランジスタは、IB=0I_{\mathrm{B}} = 0 の付近では電流が流れにくく、信号のマイナスの側は、出力に出てきません。そこで、信号がないときにも一定のベース電流を流しておき、動作点を決めます。この直流の電圧や電流をバイアス、それを与える回路をバイアス回路といいます。

もっとも簡単なバイアス回路が、固定バイアス回路です。電源から、ベース抵抗 RBR_{\mathrm{B}} を通して、ベース電流を流します。

VCC RB RC IB IC IE VCE
図6 固定バイアス回路。ベース抵抗 RB でベース電流 IB を決める

ベースとエミッタの間の電圧 VBEV_{\mathrm{BE}} は、ほぼ一定(0.6 V 程度)です。そのため、RBR_{\mathrm{B}} には VCC−VBEV_{\mathrm{CC}} - V_{\mathrm{BE}} がかかり、オームの法則で IBI_{\mathrm{B}} が決まります。

IB=VCC−VBERBIC=hFEIBVCE=VCC−RCIC\begin{aligned} I_{\mathrm{B}} &= \frac{V_{\mathrm{CC}} - V_{\mathrm{BE}}}{R_{\mathrm{B}}} \\ I_{\mathrm{C}} &= h_{\mathrm{FE}} I_{\mathrm{B}} \\ V_{\mathrm{CE}} &= V_{\mathrm{CC}} - R_{\mathrm{C}} I_{\mathrm{C}} \end{aligned}

固定バイアス回路は、式が簡単ですが、hFEh_{\mathrm{FE}} が変わると、ICI_{\mathrm{C}} もそのまま変わります。hFEh_{\mathrm{FE}} は、素子ごとのばらつきや温度で変わるので、動作点が安定しません。

そこで使われるのが、電流帰還バイアス回路です。電源を R1R_1、R2R_2 で分圧してベースの電位を決め、エミッタに抵抗 RER_{\mathrm{E}} をつなぎます。

VCC R1 R2 RC RE I1 I2 IB IC が増える VE が上がる VBE が下がる IC が減る
図7 電流帰還バイアス回路。分圧した電圧でベースの電位を決め、エミッタ抵抗 RE で電流の変化を抑える

R1R_1、R2R_2 に流れる電流が、IBI_{\mathrm{B}} より十分大きいとき、ベースの電位は分圧で決まります。エミッタの電位は、それより VBEV_{\mathrm{BE}} だけ低いので、次のようになります。

VB≒R2R1+R2 VCCVE=VB−VBEIC≒IE=VERE\begin{aligned} V_{\mathrm{B}} &\fallingdotseq \frac{R_2}{R_1 + R_2}\, V_{\mathrm{CC}} \\ V_{\mathrm{E}} &= V_{\mathrm{B}} - V_{\mathrm{BE}} \\ I_{\mathrm{C}} &\fallingdotseq I_{\mathrm{E}} = \frac{V_{\mathrm{E}}}{R_{\mathrm{E}}} \end{aligned}

この式には、hFEh_{\mathrm{FE}} が出てきません。そのため、hFEh_{\mathrm{FE}} が変わっても ICI_{\mathrm{C}} はほとんど変わらず、動作点が安定します。図の右の流れのように、ICI_{\mathrm{C}} が増えると RER_{\mathrm{E}} の電圧が上がって VBEV_{\mathrm{BE}} が下がり、ICI_{\mathrm{C}} が元に戻る向きに働くためです。この働きを帰還といいます。IBI_{\mathrm{B}} を無視できないときは、R1R_1、R2R_2 と VCCV_{\mathrm{CC}} をテブナンの定理で1つの電源と抵抗にまとめて考えます。

小信号増幅と h パラメータ

バイアスで動作点を決めたあと、そこへ小さな交流の信号を重ねて、増幅します。信号が小さいと、特性の曲線は動作点のまわりでほぼ直線とみなせます。直線とみなせる範囲では、直流のバイアスと交流の信号を、別々に解いて足し合わせられます。考え方は、重ね合わせの理と同じです。

茶色い基板の上に、金属の缶に入ったトランジスタやコンデンサ、抵抗が並ぶ、古いラジオの基板の写真
  1. 缶 金属ケースのトランジスタ
  2. コンデンサ 電荷をためる部品
  3. 抵抗 電流を制限する部品
図8 古いラジオの基板。トランジスタを使った増幅回路が組まれる(写真はイメージ)

交流の信号だけを考えるとき、トランジスタは、h パラメータ(ハイブリッドパラメータ)の等価回路に置き換えます。エミッタ接地で、小さな信号を扱うときの値には、次の2つを使います。

記号名前意味
hieh_{\mathrm{ie}}入力インピーダンスvi/ibv_{\mathrm{i}} / i_{\mathrm{b}} [Ω]
hfeh_{\mathrm{fe}}小信号電流増幅率ic/ibi_{\mathrm{c}} / i_{\mathrm{b}}

出力から入力へ戻る影響(hreh_{\mathrm{re}})と出力側の電流の漏れ(hoeh_{\mathrm{oe}})は、小さいので無視します。等価回路は、入力側が hieh_{\mathrm{ie}}、出力側が hfeibh_{\mathrm{fe}} i_{\mathrm{b}} の電流源になります。

vi hie B C hfeib E RL vo ib ic
図9 小信号の簡易等価回路(h パラメータ)。出力側は電流源 hfeib と負荷 RL

入力側の電流は、ib=vi/hiei_{\mathrm{b}} = v_{\mathrm{i}} / h_{\mathrm{ie}} です。出力側には、ic=hfeibi_{\mathrm{c}} = h_{\mathrm{fe}} i_{\mathrm{b}} の電流が、電流源の矢印の向き(下向き)に流れます。この電流は、負荷 RLR_{\mathrm{L}} を、図の vov_{\mathrm{o}} の矢印とは逆向き(下から上)に通るので、出力電圧は負になります。

vo=−icRL=−hfevihieRL\begin{aligned} v_{\mathrm{o}} &= -i_{\mathrm{c}} R_{\mathrm{L}} \\ &= -h_{\mathrm{fe}} \frac{v_{\mathrm{i}}}{h_{\mathrm{ie}}} R_{\mathrm{L}} \end{aligned}

したがって、電圧増幅度 Av=vo/viA_{\mathrm{v}} = v_{\mathrm{o}} / v_{\mathrm{i}} は、次の式になります。

Av=−hfeRLhieA_{\mathrm{v}} = -\frac{h_{\mathrm{fe}} R_{\mathrm{L}}}{h_{\mathrm{ie}}}

負号は、出力が入力と逆相(位相が 180° ずれる)になることを表します。入力が山のとき、出力は谷になります。

入力 vi 出力 vo t t 入力が山のとき出力は谷(位相が 180° ずれる)
図10 入力電圧 vi と出力電圧 vo の波形。出力は大きくなり、山と谷が入れかわる(逆相)

電流増幅度は Ai=ic/ib=hfeA_{\mathrm{i}} = i_{\mathrm{c}} / i_{\mathrm{b}} = h_{\mathrm{fe}}、電力増幅度は Ap=AvAiA_{\mathrm{p}} = A_{\mathrm{v}} A_{\mathrm{i}} の大きさです。実際の回路では、直流を切り離すコンデンサを入れ、RLR_{\mathrm{L}} はコレクタ抵抗と負荷を並列にした値になります。ここでは、RLR_{\mathrm{L}} を、信号から見た負荷として扱います。

利得とデシベル

増幅度は、100 倍、10000 倍と、大きな数になりやすいので、対数を使った利得(ゲイン)で表します。単位はデシベル [dB] です。電圧や電流の増幅度は 20 log、電力の増幅度は 10 log を使います。

Gv=20log⁡10∣Av∣Gp=10log⁡10Ap\begin{aligned} G_{\mathrm{v}} &= 20 \log_{10} |A_{\mathrm{v}}| \\ G_{\mathrm{p}} &= 10 \log_{10} A_{\mathrm{p}} \end{aligned}

電力は電圧の2乗に比例するので、電圧で 20 log、電力で 10 log とすると、同じ増幅は同じ dB になります。覚えておくと便利な値を、表にまとめます。

電圧の倍率利得
1 倍0 dB
2 倍約 6 dB
10 倍20 dB
100 倍40 dB
1000 倍60 dB
0.1 倍−20 dB

電力の倍率では、2 倍が約 3 dB、10 倍が 10 dB です。2 段の増幅回路をつないだとき、全体の増幅度は、各段の増幅度の積ですが、利得は和になります。たとえば、20 dB の段と 26 dB の段をつなぐと、全体は 46 dB です。

スイッチとしての使い方

トランジスタは、スイッチにも使えます。ベース電流を流さなければ、IC=0I_{\mathrm{C}} = 0 で、コレクタとエミッタの間は切れた状態(遮断)です。十分なベース電流を流すと、VCEV_{\mathrm{CE}} が小さな値まで下がって、コレクタ電流が流れます(飽和)。

白いブレッドボードの上に、トランジスタ、2本の抵抗、赤いLED、赤と黒のジャンパ線がつながれている写真
  1. トランジスタ スイッチ役の部品
  2. LED 電流が流れると光る
  3. 抵抗 電流を制限する部品
  4. ジャンパ線 部品をつなぐ線
図11 ブレッドボードに組んだトランジスタの回路(写真はイメージ)

小さなベース電流で、LED やリレーのような、大きな電流の負荷を入り切りできます。マイコンの小さな出力で、大きな電流を扱うときに使われます。

FET とは

FET(電界効果トランジスタ)は、ゲートの電圧でドレイン電流を操るトランジスタです。端子は、ゲート(G)、ドレイン(D)、ソース(S)で、トランジスタのベース、コレクタ、エミッタに、それぞれ対応します。

接合形 FET D S G ID nチャネル ゲート電圧 0 でも電流が流れる MOS 形 FET D S G ID nチャネル(エンハンスメント) ゲート電圧 0 では電流が流れない
図12 FET の図記号。ゲート(G)の電圧でドレイン(D)からソース(S)へ流れる電流を操る

ゲートの電圧 VGSV_{\mathrm{GS}} で、ドレインとソースの間の通り道(チャネル)の幅を変えて、ドレイン電流 IDI_{\mathrm{D}} を制御します。ゲートには、ほとんど電流が流れないので、入力インピーダンスが非常に高いのが特徴です。ゲートの構造で、接合形 FET と MOS 形 FET に分かれます。MOS 形は、ゲートが絶縁膜で隔てられています。

項目トランジスタFET
制御するものベース電流ゲート電圧
入力インピーダンス低い非常に高い
電流を運ぶもの電子と正孔の両方電子か正孔の一方

トランジスタは、電子と正孔の2種類のキャリアが働くのでバイポーラ、FET は1種類だけなのでユニポーラともいいます。また、ゲート電圧 VGS=0V_{\mathrm{GS}} = 0 のときの電流の有無で、FET は次の2つに分けられます。

形VGS=0V_{\mathrm{GS}} = 0 のときゲート電圧の働き
エンハンスメント形電流が流れない加えると流れ出す
デプレション形電流が流れる加えて電流を絞れる

ゲート電圧の変化に対する、ドレイン電流の変化の割合を、相互コンダクタンス gmg_{\mathrm{m}} といいます。単位はジーメンス [S] です。

gm=ΔIDΔVGSg_{\mathrm{m}} = \frac{\Delta I_{\mathrm{D}}}{\Delta V_{\mathrm{GS}}}

たとえば、VGSV_{\mathrm{GS}} を 0.1 [V]0.1\,\mathrm{[V]} 変えたとき、IDI_{\mathrm{D}} が 0.5 [mA]0.5\,\mathrm{[mA]} 変わるなら、gm=0.5×10−3/0.1=5 [mS]g_{\mathrm{m}} = 0.5 \times 10^{-3} / 0.1 = 5\,\mathrm{[mS]} です。ソース接地の増幅回路の電圧増幅度は、Av=−gmRLA_{\mathrm{v}} = -g_{\mathrm{m}} R_{\mathrm{L}} です。トランジスタの hfe/hieh_{\mathrm{fe}} / h_{\mathrm{ie}} が、FET の gmg_{\mathrm{m}} にあたります。

トランジスタの例題

4問を、電流の関係、固定バイアス、電流帰還バイアス、増幅度の順に解きます。

例題扱う内容求めるもの
1電流の関係ICI_{\mathrm{C}}、IEI_{\mathrm{E}}、α\alpha
2固定バイアスIBI_{\mathrm{B}}、ICI_{\mathrm{C}}、VCEV_{\mathrm{CE}}
3電流帰還バイアスICI_{\mathrm{C}}、VCEV_{\mathrm{CE}}
4増幅度と利得AvA_{\mathrm{v}}、vov_{\mathrm{o}}、利得
解答と解説を見る

(1) ICI_{\mathrm{C}} は、ベース電流の hFEh_{\mathrm{FE}} 倍です。

IC=hFEIB=150×40×10−6=6×10−3 [A]\begin{aligned} I_{\mathrm{C}} &= h_{\mathrm{FE}} I_{\mathrm{B}} \\ &= 150 \times 40 \times 10^{-6} \\ &= 6 \times 10^{-3}\,\mathrm{[A]} \end{aligned}

つまり IC=6 [mA]I_{\mathrm{C}} = 6\,\mathrm{[mA]} です。エミッタ電流は、ベース電流とコレクタ電流の和です。

IE=IB+IC=0.04+6=6.04 [mA]\begin{aligned} I_{\mathrm{E}} &= I_{\mathrm{B}} + I_{\mathrm{C}} \\ &= 0.04 + 6 \\ &= 6.04\,\mathrm{[mA]} \end{aligned}

(2) α\alpha は、ICI_{\mathrm{C}} と IEI_{\mathrm{E}} の比です。

α=66.04≒0.993\alpha = \frac{6}{6.04} \fallingdotseq 0.993

検算として、α/(1−α)=IC/IB=6/0.04=150\alpha / (1 - \alpha) = I_{\mathrm{C}} / I_{\mathrm{B}} = 6 / 0.04 = 150 で、hFEh_{\mathrm{FE}} に一致します。

例題2は、固定バイアス回路です。ベース側から順に、電流と電圧を求めます。

解答と解説を見る

手順1 RBR_{\mathrm{B}} には、VCC−VBEV_{\mathrm{CC}} - V_{\mathrm{BE}} の電圧がかかります。

IB=VCC−VBERB=12−0.6380×103=30×10−6 [A]\begin{aligned} I_{\mathrm{B}} &= \frac{V_{\mathrm{CC}} - V_{\mathrm{BE}}}{R_{\mathrm{B}}} \\ &= \frac{12 - 0.6}{380 \times 10^{3}} \\ &= 30 \times 10^{-6}\,\mathrm{[A]} \end{aligned}

手順2 コレクタ電流は、ベース電流の hFEh_{\mathrm{FE}} 倍です。

IC=100×30 [μA]=3 [mA]I_{\mathrm{C}} = 100 \times 30\,\mathrm{[\mu A]} = 3\,\mathrm{[mA]}

手順3 RCR_{\mathrm{C}} の電圧降下は、2×103×3×10−3=6 [V]2 \times 10^{3} \times 3 \times 10^{-3} = 6\,\mathrm{[V]} です。

VCE=12−6=6 [V]V_{\mathrm{CE}} = 12 - 6 = 6\,\mathrm{[V]}

答えは、IB=30 [μA]I_{\mathrm{B}} = 30\,\mathrm{[\mu A]}、IC=3 [mA]I_{\mathrm{C}} = 3\,\mathrm{[mA]}、VCE=6 [V]V_{\mathrm{CE}} = 6\,\mathrm{[V]} です。検算として、RCR_{\mathrm{C}} の 6 V と VCEV_{\mathrm{CE}} の 6 V を足すと 12 V で、VCCV_{\mathrm{CC}} に一致します。

例題3は、電流帰還バイアス回路です。hFEh_{\mathrm{FE}} が出てこないことに注目してください。

解答と解説を見る

手順1 ベースの電位を、R1R_1、R2R_2 の分圧で求めます。

VB=R2R1+R2 VCC=1030+10×12=3 [V]\begin{aligned} V_{\mathrm{B}} &= \frac{R_2}{R_1 + R_2}\, V_{\mathrm{CC}} \\ &= \frac{10}{30 + 10} \times 12 \\ &= 3\,\mathrm{[V]} \end{aligned}

手順2 エミッタの電位は、VBEV_{\mathrm{BE}} だけ低くなります。

VE=3−0.6=2.4 [V]V_{\mathrm{E}} = 3 - 0.6 = 2.4\,\mathrm{[V]}

手順3 RER_{\mathrm{E}} に VEV_{\mathrm{E}} がかかるので、エミッタ電流は、

IE=2.41.2×103=2 [mA]I_{\mathrm{E}} = \frac{2.4}{1.2 \times 10^{3}} = 2\,\mathrm{[mA]}

IC≒IEI_{\mathrm{C}} \fallingdotseq I_{\mathrm{E}} なので、IC=2 [mA]I_{\mathrm{C}} = 2\,\mathrm{[mA]} です。

手順4 VCEV_{\mathrm{CE}} は、電源から RCR_{\mathrm{C}} と RER_{\mathrm{E}} の電圧降下を引いた値です。

VCE=VCC−RCIC    −REIE=12−6−2.4=3.6 [V]\begin{aligned} V_{\mathrm{CE}} &= V_{\mathrm{CC}} - R_{\mathrm{C}} I_{\mathrm{C}} \\ & \;\; - R_{\mathrm{E}} I_{\mathrm{E}} \\ &= 12 - 6 - 2.4 \\ &= 3.6\,\mathrm{[V]} \end{aligned}

検算として、分圧に流れる電流は 3/10 [kΩ]=0.3 [mA]3 / 10\,\mathrm{[k\Omega]} = 0.3\,\mathrm{[mA]} です。hFE=100h_{\mathrm{FE}} = 100 なら IB≒0.02 [mA]I_{\mathrm{B}} \fallingdotseq 0.02\,\mathrm{[mA]} で、分圧に流れる電流の約 15 分の 1 なので、無視できる前提に合っています。

例題4は、小信号の増幅度と利得です。

解答と解説を見る

(1) 増幅度の式に、値を入れます。

Av=−hfeRLhie=−100×42=−200\begin{aligned} A_{\mathrm{v}} &= -\frac{h_{\mathrm{fe}} R_{\mathrm{L}}}{h_{\mathrm{ie}}} \\ &= -\frac{100 \times 4}{2} \\ &= -200 \end{aligned}

(2) 出力電圧は、入力電圧の AvA_{\mathrm{v}} 倍です。

vo=−200×10 [mV]=−2 [V]v_{\mathrm{o}} = -200 \times 10\,\mathrm{[mV]} = -2\,\mathrm{[V]}

負号は、逆相を表します。

(3) 利得は、増幅度の大きさで計算します。

Gv=20log⁡10200=20×(log⁡102+2)=20×2.30=46 [dB]\begin{aligned} G_{\mathrm{v}} &= 20 \log_{10} 200 \\ &= 20 \times (\log_{10} 2 + 2) \\ &= 20 \times 2.30 \\ &= 46\,\mathrm{[dB]} \end{aligned}

検算として、ib=10 [mV]/2 [kΩ]=5 [μA]i_{\mathrm{b}} = 10\,\mathrm{[mV]} / 2\,\mathrm{[k\Omega]} = 5\,\mathrm{[\mu A]}、ic=100×5=0.5 [mA]i_{\mathrm{c}} = 100 \times 5 = 0.5\,\mathrm{[mA]} で、vo=−0.5×4=−2 [V]v_{\mathrm{o}} = -0.5 \times 4 = -2\,\mathrm{[V]} となり、一致します。

トランジスタで間違えやすい点

間違い正しくは理由
IE=ICI_{\mathrm{E}} = I_{\mathrm{C}}IE=IB+ICI_{\mathrm{E}} = I_{\mathrm{B}} + I_{\mathrm{C}}ベース電流の分だけ大きい
増幅度の負号を落とすAv=−hfeRL/hieA_{\mathrm{v}} = -h_{\mathrm{fe}} R_{\mathrm{L}} / h_{\mathrm{ie}}出力は逆相になる
電圧の利得は 10 log20 log電力は電圧の2乗に比例
FET はゲート電流で制御ゲート電圧で制御ゲートにほとんど電流が流れない
固定バイアスは安定電流帰還が安定hFEh_{\mathrm{FE}} の変化が ICI_{\mathrm{C}} に出る

よくある質問

hFEh_{\mathrm{FE}} と hfeh_{\mathrm{fe}} は、何が違うの?

hFEh_{\mathrm{FE}} は、直流のコレクタ電流とベース電流の比、hfeh_{\mathrm{fe}} は、信号の小さな変化の比です。同じ動作点の近くでは、ほぼ同じ値になります。電験三種では、直流の計算に hFEh_{\mathrm{FE}}、小信号の増幅度の計算に hfeh_{\mathrm{fe}} を使います。

エミッタ接地の出力は、なぜ逆相になるの?

入力が大きくなると、ベース電流とコレクタ電流が増えます。すると、コレクタ抵抗の電圧降下が大きくなって、コレクタの電圧 VCEV_{\mathrm{CE}} は、VCC−RCICV_{\mathrm{CC}} - R_{\mathrm{C}} I_{\mathrm{C}} から下がります。入力が山のときに、出力が谷になるので、逆相です。

バイアスは、なぜ必要なの?

ベース・エミッタ間は pn 接合なので、VBEV_{\mathrm{BE}} が 0.6 V 程度に届かないと、電流がほとんど流れません。何も加えないと、小さな信号は、そのままでは増幅されません。あらかじめ一定のベース電流を流して動作点を決め、そこに信号を重ねると、プラスもマイナスも増幅できます。

pnp形は、npn形と何が違うの?

電源の極性と、電流の向きがすべて逆になります。エミッタの矢印が内向きで、電流は、エミッタから流れ込み、ベースとコレクタから流れ出ます。IE=IB+ICI_{\mathrm{E}} = I_{\mathrm{B}} + I_{\mathrm{C}} や IC=hFEIBI_{\mathrm{C}} = h_{\mathrm{FE}} I_{\mathrm{B}} などの式は、そのまま使えます。

思い出してみよう

答えを見る前に、まず自分で思い出してからタップしてください。

npn形トランジスタの3つの電流には、どんな関係がありますか。

IE=IB+ICI_{\mathrm{E}} = I_{\mathrm{B}} + I_{\mathrm{C}} です。電流は、ベースとコレクタから流れ込み、エミッタから流れ出ます。

直流電流増幅率 hFEh_{\mathrm{FE}} とは、何と何の比ですか。

ICI_{\mathrm{C}} と IBI_{\mathrm{B}} の比で、IC=hFEIBI_{\mathrm{C}} = h_{\mathrm{FE}} I_{\mathrm{B}} です。

負荷線と動作点は、何を表しますか。

負荷線は VCC=RCIC+VCEV_{\mathrm{CC}} = R_{\mathrm{C}} I_{\mathrm{C}} + V_{\mathrm{CE}} を表す直線です。信号がないときの、負荷線と IBI_{\mathrm{B}} の曲線の交点が動作点です。

電流帰還バイアス回路が安定なのは、なぜですか。

IC≒VE/REI_{\mathrm{C}} \fallingdotseq V_{\mathrm{E}} / R_{\mathrm{E}} で決まり、hFEh_{\mathrm{FE}} によらないからです。ICI_{\mathrm{C}} が増えると VBEV_{\mathrm{BE}} が下がって、元に戻ります。

エミッタ接地の電圧増幅度の式と、負号の意味は何ですか。

Av=−hfeRL/hieA_{\mathrm{v}} = -h_{\mathrm{fe}} R_{\mathrm{L}} / h_{\mathrm{ie}} です。負号は、出力が入力と逆相になることを表します。

電圧増幅度 100 倍は何 dB ですか。FET は何で電流を制御しますか。

20log⁡10100=40 [dB]20 \log_{10} 100 = 40\,\mathrm{[dB]} です。FET は、ゲートの電圧で、ドレイン電流を制御します。

まとめ

  • トランジスタは、ベースの小さな電流でコレクタの大きな電流を制御する部品。IE=IB+ICI_{\mathrm{E}} = I_{\mathrm{B}} + I_{\mathrm{C}}、IC=hFEIBI_{\mathrm{C}} = h_{\mathrm{FE}} I_{\mathrm{B}}。npn形はエミッタの矢印が外向き
  • 出力特性と負荷線 VCC=RCIC+VCEV_{\mathrm{CC}} = R_{\mathrm{C}} I_{\mathrm{C}} + V_{\mathrm{CE}} の交点が動作点。固定バイアスは IB=(VCC−VBE)/RBI_{\mathrm{B}} = (V_{\mathrm{CC}} - V_{\mathrm{BE}}) / R_{\mathrm{B}}、電流帰還バイアスは hFEh_{\mathrm{FE}} によらず安定
  • 小信号は h パラメータで解く。エミッタ接地の電圧増幅度は Av=−hfeRL/hieA_{\mathrm{v}} = -h_{\mathrm{fe}} R_{\mathrm{L}} / h_{\mathrm{ie}} で、出力は逆相。利得は 20log⁡10∣Av∣20 \log_{10} |A_{\mathrm{v}}| [dB]
  • FET は、ゲートの電圧でドレイン電流を制御し、入力インピーダンスが高い。相互コンダクタンスは gm=ΔID/ΔVGSg_{\mathrm{m}} = \Delta I_{\mathrm{D}} / \Delta V_{\mathrm{GS}}

トランジスタで増幅した信号を、さらに正確に扱う部品がオペアンプです。次の記事のオペアンプで確認します。pn 接合の基本は、ダイオードに戻って確かめられます。大きな電力を入り切りするトランジスタの仲間(IGBT など)は、パワー半導体デバイスの記事で扱います。

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デンケンラボ編集部

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