水力発電の出力の求め方 では、使用水量 Q と有効落差 H から出力 P=9.8QHη を求めました。ところが川の流量は季節や天気で毎日変わるので、1 年にどれだけ発電できるかは出力の式だけでは決まりません。流況曲線とは、1 年間の日々の流量を大きい順に並べた曲線のことで、豊水量などの目安を読み取り、最大使用水量を決め、年間発電電力量を求めるのに使います。
流況曲線の全体像
- 流況曲線とは
- 流量図を大きい順に並べ替えた曲線
- 川の流量の「年間の様子」が一目で分かる
- 川の流量はどこから来るか
- 流域面積 × 降水量 × 流出係数が、川の水量と包蔵水力のもと
- 豊水量・平水量・低水量・渇水量
- 最大使用水量と使用水量
- 年間発電電力量の求め方
- 使える水量の面積 × 9.8Hη×24
- 図や式で与えられた流況曲線は、日数の流量を読んで最大使用水量で切る
- 調整池の容量の計算
- 流入を一定にならし、使う時間に集中させる
- 運転が複数の時間帯に分かれても、ためた量 = 足す量
流況曲線とは
水力発電所は、川の水を取り入れて使います。この「川の流量」が毎日違うことが、水力発電の計画のむずかしさです。図1は、前回までと同じ水の流れの断面で、この記事が扱う範囲を示したものです。取水口から入る水の量 Q が、1 年のあいだどう変わるかを見ます。
図1 水の流れの断面と、この記事の範囲。取水口で取り入れる水量の 1 年の変化を扱う
川の流量は、観測所で水位を測って求めます。水位と流量の関係をあらかじめ調べておけば、水位計の読みから毎日の流量が分かります。この日々の流量を暦の順に並べたものが流量図です。流量図は、梅雨や台風の増水、冬の渇水がそのまま折れ線に出るので、何日ぐらい水が多いかは読み取りにくくなります。
そこで、同じデータを大きい日から順に並べ替えます。これが流況曲線で、図2は同じ 1 年の流量を 2 通りに描いたものです。横軸は暦の日付ではなく「その流量以上の日が何日あるか」になるので、曲線は必ず右下がりになります。
図2 流量図(上)を大きい順に並べ替えると、流況曲線(下)になる
1水位計の小屋2量水標3川の流れ- 水位計の小屋 水位を自動で記録する計器が入る
- 量水標 水位を目盛りで読む標尺
- 川の流れ この流量を毎日記録して、流況曲線を作る
図3 流量観測所。水位を測って、水位から毎日の流量を求める(写真はイメージ)
川の流量はどこから来るか 降水量と流出係数
流況曲線の元になる川の流量は、もとをたどれば流域に降る雨や雪です。流域とは、降った水が 1 本の川に集まる範囲のことで、その面積を流域面積 A といいます。流域に降った水のすべてが川に出るわけではなく、一部は蒸発したり、地下へしみ込んだりします。降水量のうち川に出る割合が流出係数 C です。
図4 降水から川の流量まで。流出係数 C が、降った水のうち川に出る割合を表す
年降水量 P を高さ(mm)で表すと、1 年に流域へ降る水の体積は A×P です。川に出る体積はその C 倍で、これを 1 年の秒数 365×86400 [s] で割ると、年平均流量 Q になります。
Q=365×86400A×P×C [m3/s]
計算で間違えやすいのは単位です。流域面積が km2 なら 106 を掛けて m2 に、降水量が mm なら 10−3 を掛けて m にそろえてから掛けます。なお、図2で見た流況曲線の下の面積は、1 年に川を流れる水の量でした。その面積を 365 日で割った値が年平均流量で、これは A×P×C から求めた値と一致します。
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(1) 年に川へ出る水の体積は
4000×106×1.8×0.6=4.32×109 [m3]です。これを 365×86400=3.1536×107 [s] で割ります。
Q=3.1536×1074.32×109≈137 [m3/s](2) 最大出力は
P=9.8×137×80×0.85≈91300 [kW]年間発電電力量は、最大出力に 1 年の時間数と設備利用率を掛けて、
W=91300×8760×0.55≈4.40×108 [kW⋅h]=440 [GW⋅h]です。
包蔵水力は降水量から出る理論値
流域に降った水が持つ位置エネルギーを、流域の平均の標高 H から海面まで落ちるものとして求めた量を、理論包蔵水力といいます(資源の大きさを見る目安の値で、実際に開発できる量とは別です)。降った水のうち川に出る分を V=A×P×C とすると、1 年あたりの電力量は
E=ρgVH=1000×9.8×V×H [J]
です。ジュールから電力量への換算は 1 TW⋅h=3.6×1015 [J] を使います。
解答と解説を見る
川に出る水の体積は V=2000×106×1.5×0.7=2.1×109 [m3] です。位置エネルギーは
E=1000×9.8×2.1×109×600≈1.23×1016 [J]これを 3.6×1015 で割って、E≈3.43 [TW⋅h] です。
豊水量・平水量・低水量・渇水量
流況曲線から、川の水の多さを表す 4 つの目安を読み取ります。それぞれ、流況曲線の左から数えて 95 日目、185 日目、275 日目、355 日目の流量です。図5では、豊水量 30 [m3/s] のように流量を書き込んでいます。
図5 流況曲線と 4 つの流量。日数が大きいほど、流量は小さい
| 名前 | 日数 | 意味 |
|---|
| 豊水量 | 95 日 | 1 年のうち 95 日は、この流量以上ある |
| 平水量 | 185 日 | 1 年のうち 185 日は、この流量以上ある(ほぼ半年) |
| 低水量 | 275 日 | 1 年のうち 275 日は、この流量以上ある |
| 渇水量 | 355 日 | 1 年のうち 355 日は、この流量以上ある(最も少ない 10 日を除く) |
日数は「95 から 90 日ずつ増え、最後だけ 355」と覚えます。名前の順(豊 → 平 → 低 → 渇)に日数が増え、流量は小さくなります。
1流域の山2河原3細い流れ- 流域の山 雨や雪どけ水が集まる。ここの降水が川の流量を決める
- 河原 水が少ない時期は干上がって石が出る
- 細い流れ 渇水期に残る流量。渇水量に近い
図6 渇水期の川。流量が少なく、細い流れだけが残る。流況曲線の右端に当たる(写真はイメージ)
1雨雲2川岸3濁流- 雨雲 上流で降った雨が川に集まり、流量がふえる
- 川岸 水位が上がり、河原が水に隠れる
- 濁流 豊水量をはるかに超える流量が流れる
図7 増水期の川。流量が多く、流況曲線の左端に当たる(写真はイメージ)
図6の渇水期と図7の増水期では、川の流量が桁違いに違います。流況曲線は、この 2 つの極端な日から平らな日までを 1 本の線に収めたものです。曲線の左端が立ち上がっているのは、年に数日だけの大きな増水を表します。
最大使用水量と使用水量
水車に流せる水量には上限があります。水車と水圧管路が受け持てる最大の流量が、最大使用水量です。川の流量が最大使用水量を超えた日は、超えた分を使えずに流します。反対に、川の流量が最大使用水量より少ない日は、流れてきた水をすべて使っても足りないので、使用水量は川の流量そのものになります。
つまり、ある日の使用水量は「川の流量」と「最大使用水量」の小さいほうです。流況曲線を最大使用水量の線で切り、線より下の部分が、1 年間に発電に使える水量になります。図8は最大使用水量を 20 [m3/s](平水量)とした例です。
図8 最大使用水量で切った流況曲線。青い部分が、発電に使える水量
最大使用水量は大きいほどよいとは限りません。大きくするほど、水車・発電機・水圧管路が大きくなり、建設費が増えます。しかも、その大きな設備は流量が多い短い期間しか満たされません。建設費と、増える発電量のつり合いを見て決めます。
| 最大使用水量 | 設備 | 運転日数 | 設備利用率 |
|---|
| 小さくする | 小さく安い | 長い | 高くなる |
| 大きくする | 大きく高い | 短い | 低くなる |
年間発電電力量の求め方
年間の発電電力量は、使用水量の面積から求めます。出力は P=9.8QHη でした。落差と効率が一定なら、出力は使用水量に比例するので、1 日あたりの電力量は「その日の使用水量 × 9.8Hη×24 h」です。これを 1 年分足し合わせたものが、使用水量の面積を使った次の式です。
W=9.8Hη×(使用水量の面積)×24 [kW⋅h]
使用水量の面積の単位は [m3/s⋅日] です。24 を掛けて日を時間に直します。面積は、長方形と台形に分けると計算できます。
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誤っているのは (4) です。豊水量は 95 日目、渇水量は 355 日目の流量で、流況曲線は右下がりなので、豊水量のほうが大きい流量です。(1)〜(3) は正しい記述です。
図9 例題4の流況曲線。使える水量を長方形と台形に分ける
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最大使用水量 15 [m3/s] より上は使えないので、線より下の面積を求めます。0〜100 日は川の流量が 15 [m3/s] 以上なので、使用水量は 15 のままです(長方形 A)。100〜365 日は川の流量そのままです(台形 B)。
面積=15×100+215+5×265=1500+2650=4150 [m3/s⋅日]W=9.8×120×0.85×4150×24≈9.96×107 [kW⋅h]≈99.6 [GW⋅h]最大出力は 9.8×15×120×0.85≈14994 [kW] なので、設備利用率は 15×3654150≈0.758、つまり約 75.8 [%] です。面積の比がそのまま設備利用率になります。
流況曲線を読み取って使う
試験では、流況曲線が図で与えられたり、式で与えられたりします。どちらも「どの日数の流量を読むか」と「最大使用水量で切る」の 2 つで解けます。
まず、図で与えられる型です。縦に上げた日数の位置で曲線に当たった高さが、その日数の流量(確保できる流量)です。たとえば 200 日の位置で読んだ値は、1 年のうち 200 日はそれ以上ある流量になります。
図10 例題の流況曲線。日数から縦に上げ、曲線に当たった高さを横へ読む
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図から、渇水量(355 日)は 6 [m3/s]、200 日の流量は 12 [m3/s] と読めます。
(1) 出力は 9.8×6×100×0.85=4998 [kW] で、1 年のうち 355 日以上は、この出力を出せます。1 日の発電電力量は 4998×24≈1.2×105 [kW⋅h] です。
(2) 1 日に流れ込む水は 6×24、これを 6 時間で使うので、
Qmax=66×24=24 [m3/s]停止している 18 時間にためる量が必要容量で、6×18×3600=388800 [m3] です。運転中に足りない分 (24−6)×6×3600 も同じ値になります。
(3) 流入量を 12 [m3/s] とみなすと、運転中に足りない分は
V=(24−12)×6×3600=259200 [m3]です。(2) より小さい容量で済みますが、この容量で 24 の流量を 6 時間使えるのは、流入が 12 [m3/s] 以上ある、1 年のうち約 200 日だけです。確保できる流量をどこに置くかで、必要な容量が変わります。
次に、曲線が式で与えられる型です。式の形は「流量 Q が日数 d の一次式」で、グラフは直線になります。この型では、(1) 最大使用水量を式から求める、(2) 最大使用水量を超える日数(溢水日数)を式から求める、(3) 最大使用水量で切った線より下の面積を長方形と台形で求める、の順に進めます。最大使用水量は「渇水量(355 日の流量)の 2 倍」のように、渇水量の倍数で与えられることもあります。
図11 一次式で与えた流況曲線。最大使用水量で切った線より下を、長方形と台形に分ける
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(1) 渇水量は 30−0.05×355=12.25 [m3/s] なので、最大使用水量はその 2 倍の 24.5 [m3/s] です。
(2) 30−0.05d=24.5 から d=110 なので、110 日です。d=110 までは流量が 24.5 以上あり、使えずに流します。d≦40 の一定の部分は、切り落とされるので計算に関係しません。
(3) 使える水量の面積は、d=110 までが長方形、そこから 365 日までが台形です。d=365 の流量は 30−0.05×365=11.75 なので、
面積=24.5×110+224.5+11.75×255=2695+4621.9≈7317[m3/s⋅日]W=9.8×60×0.85×7317×24≈8.78×107 [kW⋅h]≈87.8 [GW⋅h]設備利用率は面積の比で、24.5×3657317≈0.818、つまり約 81.8 [%] です。
調整池とは?容量の計算
川の流量は一定でも、電力の需要は一日の中で大きく変わります。そこで、取水堰の近くに水をためる池をつくり、需要の多い時間にまとめて使う方式があります。この池が調整池です。調整池があると、流れ込む水量より大きな使用水量で、短い時間だけ発電できます。
1調整池2取水口ゲート3取水堰4導水路- 調整池 流れ込む水をためる。水位の高低で一日の水量を調整する
- 取水口ゲート 導水路へ送る水量を開閉で調節する
- 取水堰 川をせき止めて水位を保つ
- 導水路 取り入れた水を発電所へ送る水路
図12 取水堰と調整池。水をためて、取水口から導水路へ送る(写真はイメージ)
発電所の方式は、水をためられる量で分けられます。調整池のない流れ込み式(自流式。試験では「流込み式」と書かれることもあります)は、川の流量がそのまま使用水量になります。調整池式は、日〜数日の流量の変化をならします(試験でも「日〜数日の流量調整」と書かれます)。貯水池式は、豊水期の水をためて渇水期に使うなど、季節単位で調整します。
| 方式 | 水のため方 | 使い方 |
|---|
| 流れ込み式(自流式) | ためない | 川の流量をそのまま使う |
| 調整池式 | 日〜数日の単位でためる | 需要の多い時間に集中して発電する |
| 貯水池式 | 季節の単位でためる | 豊水期の水を渇水期に回す |
| 揚水式 | 下池から上池へくみ上げる | → 揚水発電とは |
調整池の容量は、「ためる量」と「足す量」が等しくなることから決まります。図13は、川の流量が 10 [m3/s] で一定の日に、6 時間だけ 40 [m3/s] で発電する例です。発電しない 18 時間にためた水が、発電する 6 時間に足りない分に回ります。
図13 調整池の働き。発電しない時間にためた水を、発電する時間に足す
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(1) 1 日に流れ込む水の量は 10×24=240 [m3/s⋅h] です。これを 6 時間で使うので、
Q=610×24=40 [m3/s](2) 運転中は 1 秒に 40−10=30 [m3] 足りないので、6 時間分を池から足します。
V=(40−10)×6×3600=648000 [m3]発電しない 18 時間にためる量 10×18×3600=648000 [m3] と一致します。
(3) 出力は
P=9.8×40×80×0.85=26656 [kW]≈26.7 [MW]です。
運転が複数の時間帯に分かれるとき
運転の時間帯が 3 つ以上に分かれても、考え方は同じです。「停止してためた量」と「あとで足す量」が等しくなるように、水の収支を立てます。流入と同じ流量で運転している時間は、池の水が増えも減りもしないので、収支には関係しません。
図14 運転が 3 つの時間帯に分かれる調整池。停止中にためた水を、最後の時間帯で使い切る
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(1) 発電しない 9 時間にためる量が必要容量です。
V=12×9×3600=388800 [m3](2) 14 時から 24 時までの 10 時間に、流入に加えてこの量を使うので、
Qp=12+10×3600388800=12+10.8=22.8 [m3/s]1 日の水の収支で確かめます。流入は 12×24=288、使用は 12×5+22.8×10=288 で一致します。
(3) 出力は
P=9.8×22.8×75×0.90×0.95≈14300 [kW]です。
よくある質問
流況曲線と流量図の違いは?
流量図は日々の流量を暦の順に並べたもので、いつ増水したかが分かります。流況曲線は同じデータを大きい順に並べ替えたもので、何日ぐらいその流量以上かが分かります。発電計画では、日数が分かる流況曲線を使います。
豊水量・平水量・低水量・渇水量の日数はどう覚えますか?
95・185・275・355 日です。95 日から 90 日ずつ増え、最後は 365 日から最も少ない 10 日を除いた 355 日になります。日数が増えるほど、その流量以上の日が多くなるので、流量は小さくなります。
調整池式と貯水池式は何が違いますか?
ためる水の量と、調整する期間が違います。調整池式は日〜数日の変化をならし、需要の多い時間に発電を集中させます。貯水池式は大きな池で、豊水期の水を渇水期へ回すなど季節の単位で調整します。
思い出してみよう
答えを見る前に、まず自分で思い出してからタップしてください。
流況曲線とは、どんな曲線ですか?
1 年間の日流量を大きい順に並べた曲線です。横軸は日数、縦軸は流量 [m3/s] で、必ず右下がりになります。
豊水量・平水量・低水量・渇水量は、それぞれ何日目の流量ですか?
95 日・185 日・275 日・355 日目の流量です。左から数えるので、豊水量が最も大きく、渇水量が最も小さくなります。
ある日の使用水量は、何で決まりますか?
川の流量と最大使用水量の小さいほうです。最大使用水量を超えた分は使えずに流します。
川の流量 10[m3/s] で一定の取水点で、1 日 6 時間だけ発電するとき、使用水量と調整池の容量は?
使用水量は 10×24÷6=40[m3/s]、容量は (40−10)×6×3600=648000[m3] です。
流域面積・年降水量・流出係数から、年平均流量はどう求めますか?
Q=A×P×C÷(365×86400) です。面積は m2、降水量は m にそろえます。
一次式で与えられた流況曲線で、溢水日数と設備利用率はどう求めますか?
最大使用水量と式が等しくなる日数が溢水日数です。設備利用率は、最大使用水量で切った線より下の面積を、最大使用水量×365 で割ります。
まとめ
- 流況曲線は、1 年間の日流量を大きい順に並べた曲線。流量図を並べ替えたもの
- 豊水量・平水量・低水量・渇水量は、95・185・275・355 日目の流量
- 使用水量は、川の流量と最大使用水量の小さいほう。流況曲線を最大使用水量の線で切って使う
- 年間発電電力量は W=9.8Hη×(使用水量の面積)×24 [kW⋅h]
- 川の年平均流量は A×P×C÷(365×86400)。降水量から包蔵水力も求められる
- 図や式で与えられた流況曲線は、読んだ日数の流量を最大使用水量で切って使う
- 調整池は、ためる量と足す量が等しくなる容量で、需要の多い時間に発電を集中させる
| 求めるもの | 式・数 |
|---|
| 年平均流量 | Q=A×P×C÷(365×86400) [m3/s] |
| 4 つの流量の日数 | 95・185・275・355 日 |
| 年間発電電力量 | W=9.8Hη×(面積)×24 [kW⋅h] |
| 設備利用率 | 最大使用水量×365使用水量の面積(落差・効率が一定のとき) |
| 調整池の容量 | V=(Q使用−Q流入)×t×3600 [m3] |
水の量が分かったので、次はその水を受けて回る機械を見ます。次に読む記事は 水車の種類と選び方 です。全体の流れに戻って確かめたいときは 水力発電のしくみ を、出力の計算を見直すときは 水力発電の出力の求め方 を読んでください。